何となくだけど、シルクの世界を歩きたくなった
前にも通った道だけど、今度はゆっくり歩いてみる
以前とは違って見えるこの景色は
きっとあの時、狩りに夢中だったせい
だから今度はゆっくり歩いてみる
〜長安より〜
花は好き
道端に咲いてる花にどうしても目をやってしまう。
タンポポは昔ほど咲いてるのを見なくなったなぁ
アスファルトの性かな・・・・。

何年か前に驚かされた。
綿帽子が雪のように降って、風に巻かれながら
あっちへふわふわ、こっちへふわふわ

子供は好き
特に赤ちゃんが好き。
寝ている横に 静かに寄り添い、指を握らせる
顔を近づけるとミルクの匂いがした。
あの頃の妹は可愛かった・・・。

足の不自由な兄は よくいじめられた。
仇を取りに行っては返り討ちに遭い
結局泣いては兄に慰められていた。

お土産
簡単なのはお菓子ね。
安くていっぱい入ってるやつ。
帰ってから開けるのも私。
自分が食べたかったから買ったのだ。

どうしても、お蕎麦屋さんを連想する
県境にこんなお蕎麦屋さんが有る。
さすがに水車は飾りだけれど・・・。
磨きに磨いたその蕎麦は、白くて喉越しがいい。
が、大事に食べないと2口で終わってしまう・・・

ゲホゲホ
近所にいつもパイプを咥えたおじさんが居る。
でも火が点いている所を見たことが無い
なのに、時々スパッ、スパッ、ってしてる。

歴史は苦手だけど見る分にはね
海外に行った事は無い。
もし、こんな所へ行けたら歴史に興味が・・・出る訳ないか。

ここを攻め落すのは難儀そうだ

墓地
ここは最後に来るべきだったか・・・

・・・自らの墓穴を掘るために。

分譲はしてないらしい・・・せめて一夜だけでも。。。

シルクには何種類の花があるのだろう
子供の頃、よく作った花の王冠。
白い花を編んで繋げて輪っかにして・・・
男子に渡せばたちまち輪投げに変身さ。
・・・・あの花 シロツメ草だっけ

桜は大好き。近くの小山にホントに綺麗な桜が咲く所がある。
毎年お弁当を持って見に行くが・・・・
昔話のごとく、おにぎりを全部転がしてしまった事を
未だに言われ続けている。

滝は癒されます
シルクの滝は本物じゃないけど見てるだけで癒される。
実はホントの滝って、近くでなかなか見れない。
道無き道を進んで行くのは嫌だけど
せめてこのくらい近くで見れたらなぁ。

橋はこの角度が好き
紅葉を見に行って、橋が有れば必ず写真に収める。
一番お気に入りの橋もこの角度でアルバムに架かっている。
全部自然ってより、そこに溶け込む人工物は素敵

どれほど紅葉を見てる訳じゃないけど
一度だけ忘れられない紅葉を見た。
有る旧国道を間違って入り込んでしまった時の事。
道は突然砂利道に変わり、雪も降って来た。
引き返そうと言う願いは軽く無視され、車はそのまま突き進む。
するとトンネルに出くわした。車は止まらない。
すごく長く感じた。いや、本当に長かったのかもしれない。
妙に暗いそのトンネルを抜けると、周りの景色が一変した。
それまで寂しい針葉樹だった木々が、真っ赤に色づく広葉樹へと代わり
急に明るくなった視界は眼が慣れず、目の前は燃えている様だった。

眼が慣れた頃、はらはらと・・・と言うよりは
バサバサと落ちる葉に眼を奪われていた。
そして、今来たトンネルの向こうから冬が迫っているんだと
その暗い穴を凝視していた。

飛賊
ここは余り好きなエリアじゃなかった。
単によく死んだってだけなのかも知れないけど
何だか本当に野蛮人。




長安の終りで
このSSは難しかったです。
表現もアングルも。

ここは好きです。
まだ行けぬ敦煌を夢見て
ただひたすらに叩いていた。
ちょくちょく横をしたり、されたり。

ここは長安の終り・・・。
〜長安〜
おわり
当初の考えでは「SSにちょっとしたメッセージを付けて貼り付ける」
ただそれだけにしようと思っていましたが
なぜか身の上話まで・・・・^^;
まぁ気にしないで下さい、単に詩人には成れないと言うことですw
あくまでも自己満足の世界って事でお許しを